証券コラム

2015/11/20 発見!有望銘柄のヒント

世界に広がる「うどん-UDON」の魅力

以前ご紹介した「ラーメンの海外進出」に続いて今回も麺類のお話。「うどんの海外進出」です。

うどんのチェーン店と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「丸亀製麺(トリドール【3397】)」という方は多いでしょう。このお店、意外に歴史は新しく1号店の兵庫県加古川店がオープンしたのは2000年の11月。その後の躍進ぶりはみなさんもご存知のとおりです。

2011年からは海外にも進出を開始。今や海外に100を超える店舗があるというだけでも驚きなのですが、もっとびっくりするのは国内も含めたすべての店舗の中で「ハワイ・ワイキキ店の売上がナンバーワン」だということ。あの常夏のハワイで讃岐うどんがバカ売れしているんです。

ちなみにこの丸亀製麺、創業者のお父さんが香川県坂出市出身ではありますが、丸亀市と直接は関係がないそうです。そんな丸亀製麺の最大のライバルといえば吉野家【9861】グループの「はなまるうどん」。こちらの発祥は香川県の高松市で、2001年の創業以来店舗数は増え続け2015年2月現在で345店舗。海外では中国に10数店舗、さらにマレーシアなど東南アジアへ進出し「UDON」の名を世界に広めています。

このような全国規模のチェーン店だけではなく、本場・香川県の地元うどん店も海外への進出を果たしています。

丸亀市の「こだわり麺や」はマレーシアへ新店舗をオープンし、アメリカやフィリピンへの進出も計画しています。高松市の「たも屋」は現在シンガポールに3店舗。だしも小麦粉も高松から直送する本物の味を2018年までにアジア70店舗で提供する計画。さすが「うどん県」の誇る讃岐うどんですね。あのコシが世界の人々を魅了してくれることでしょう。

稲庭うどんに予約殺到

海外で人気を呼んでいるのは讃岐うどんだけではありません。秋田の稲庭うどんがいま台湾で大変な評判を呼んでいます。

スーパーやデパートで「佐藤養助」と書かれた乾麺のうどんを見たことはありませんか?稲庭うどんの「佐藤養助商店」は150年以上の歴史を誇る秋田県湯沢市の老舗。わたしたちには乾麺でおなじみですが、国内に11の直営店を持つうどん店です。

ある時、11店のひとつ「銀座佐藤養助」を訪れた有名な台湾企業の会長がこちらのうどんの味に大感激。台湾にもこの味を広めたいということで佐藤養助商店とその台湾企業がライセンス契約を締結。さらには合弁会社を設立し、台湾で店舗運営をすることになったというドラマチックな展開です。

こうして開店した「稲庭養助・台北店」は雰囲気もサービスも現地用にアレンジすることなく日本の直営店とまったく同じ。「秋田そのもの」の雰囲気が人気を呼び、開店当初から客足は途絶えることなく予約さえ取りにくい状況だそうです。

シンプルながらも奥が深いうどんの魅力ってすごいんですね。うどん好きの筆者としては群馬県の水沢うどん、長崎県の五島うどんのことも気にせずにはいられません。とりあえず今夜はうどんを食べます!

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