証券コラム

2016/02/12 発見!有望銘柄のヒント

ファミマの店舗数が激増へ。セブンは「物流拠点」へ。

さる2月3日、ファミリーマート【8028】ユニーグループ・ホールディングス【8270】は経営統合後のコンビニエンスストアブランドを「ファミリーマート」に一本化すると正式発表しました。これによりユニー傘下の「サークルK」と「サンクス」も今後すべてファミリーマートになります。

ファミリーマートは昨年12月に名古屋市を本拠とし東海地方に約650店舗を展開している中堅コンビニ「ココストア」と合併し完全子会社化。こちらのブランドである「ココストア」「エブリワン」も今後ファミリーマートにブランド転換するということで、先ほどのサークルKサンクスも合わせると全国で1万8千店舗を超えます。

一方、ローソン【2651】は広島県を中心に展開する中堅コンビニ「ポプラ」と資本業務提携を締結。横浜市に本拠を置き560店舗を展開する中堅コンビニ「スリーエフ」との資本業務提携は契約こそ延期になったものの「協議は順調」とのことで、こちらも中堅コンビニとの共同戦線を強化しています。

そんな中、業界首位のセブンイレブン【3382】はことしも単独ブランドでの出店攻勢を継続。2016年度は6年連続で過去最多を更新する1,800店もの新規出店を予定しており、今年中に「2万店」達成も見えてきました。

一部では「コンビニは飽和状態に近い」とも言われる中、セブンイレブンがここまで強気の出店攻勢を続けるのはなぜでしょうか。ひとつのヒントが、昨年から始まった新しいサービスです。

なんでもセブン受け取りで手数料無料

セブンイレブンは昨年11月、コンビニ受け取りのできるネット通販「omni7(オムニセブン)」をスタート。イトーヨーカドーネットスーパーやセブンネット通販の商品はもちろん「西武・そごう」「アカチャンホンポ」「Loft」などのネット通販商品も近くのセブンイレブンで受け取ることができます。送料は無料。代引き支払いの場合も手数料は無料です。

さらに2月16日からはグループ外の店舗としては初めてユニクロ(ファーストリテイリング【9983】)の商品をセブンイレブンで受け取れるサービスを開始。こちらも手数料は無料です。

まだ出店の余地はある

これによってスーパーやデパートが近くにない人や不在がちで通販商品がなかなか受け取れない人も、好きなものを自宅でいつでも買えて、好きな時間に最寄りのセブンイレブンへ行けば手数料なしで受け取れます。

つまりセブンイレブンは単にコンビニ商品を求める人が訪れるお店にとどまらず、「物流拠点というインフラ」へ変貌を遂げつつあるのです。

最近、既存のセブンイレブンが「もっと立地のよい、すぐ近くの場所へ移転」することが目立つような気がします。これは大駐車場の確保なども含めて、よりインフラとしての完成度を高めていくひとつの過程なのかも知れません。

コンビニ各社は各自治体と「高齢者の見守り」についての協定を結ぶなど、地域社会との結び付きを強めています。しかしコンビニの担う役割が増えることによる人材確保の難しさなと、課題も見えてきました。新しいコンビ二への進化に注目です!

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