証券コラム

2016/03/04 発見!有望銘柄のヒント

接客はロボットにおまかせ

2015年に開業した変なホテルをご存知でしょうか?どんなふうに変なのかというと、名前がそもそも「変なホテル」なのですから、そこがすでに変です。

中に入ってまず「変」なのはフロントで接客をするのが「美女のロボット」と「恐竜のロボット」だということ。ここでロボットの案内に従ってチェックインの手続きを済ませ、顔認証を登録するか非接触ICカードによるルームキーを受け取ります。

部屋に案内してくれるのは「ポーターロボット」。荷物はポーターロボに乗せ、タッチパネルに部屋番号を入力してスタートすれば部屋まで案内してくれます。お客さんが遅れたら止まって待っていてくれるそうです。部屋についたら、顔認証を登録した方は客室前のカメラに顔を近づけるだけでドアが解錠します。

チェックイン前に荷物を預けたい時も「クロークロボット」におまかせ。タッチパネルに名前や暗証番号を入力して専用ボックスに荷物を入れると、ロボットアームが荷物を取り込んで所定の場所に保管してくれます。

長崎のハウステンボス(H.I.S【9603】傘下)に隣接したこのホテルは「変わり続けることを約束するホテル」。昨年7月にオープンしたあと、ふたつ目の棟として日本初のCLT工法による木造ホテルを新たに建造し、晴れて今月15日にグランドオープンを迎えます。ちょっと行ってみたくなりますね。

ロボットだけのお店も誕生

接客ロボットと言えば、ソフトバンク【9984】が開発・販売している「ペッパー」が有名です。インターネットとつながるペッパーはクラウドを通して会話を学び、成長していきます。

人が寝ている間に充電しておけば、翌朝から最長12時間以上動くことが可能。感情をもつペッパーは相手の印象などによって声色や会話の内容を変化させるので「接客」までこなすことができます。

すでに北海道銀行【8377】でもペッパーを「採用」していますし、本家本元のソフトバンクでは今月28日から4月3日までの期間限定で「ペッパーだらけの携帯ショップ」を東京の表参道にオープンします。

呼びこみや受付、商品紹介などを5~6台のペッパーが分担。お客さんはペッパーの案内に従って店内を回ればソフトバンクのスマホの新規契約ができます。

外国人客の案内もおまかせ

そのソフトバンクがフランスの会社との共同出資で開発した身長58センチのロボット「ナオ」は、三菱東京UFJ銀行【8306】の一部で昨年から接客を担当。お客さんをカメラで認識すると「ATMの場所は」「住宅ローンの窓口は」などの質問に答え、案内してくれます。

しかもこのナオは、東京五輪を見込んで英語やフランス語など19カ国語で会話できる機能を持っているそうです。今後はお客さんの反応を見極めたうえで本格導入するかどうかを判断するとのこと。

ヤマダ電機【9831】日本ユニシス【8056】が取り扱っている接客ロボットを導入しています。お客さんに対して売場や施設を多言語で提示・案内したり、簡単なコミュニケーションをすることで、新しい価値や体験を提供することができるかどうかについて検証します。

これまでロボットといえば工業生産に使われる産業機械などが主でしたが、最近は意外な「職種」にも「採用」されるケースが増えてきました。労働人口の減少対策やコスト削減の面でも活躍が期待されるロボットが今後どんなお仕事に進出するか、注目です!

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