証券コラム

2016/04/22 発見!有望銘柄のヒント

メニューだけじゃない!訪日外国人対応が進む外食産業

カレーチェーンCoCo壱番屋【7630】が今月から牛肉や豚肉を一切つかっていない「ベジタリアンカレー」の販売を一部店舗で開始しました。

健康志向のお年寄りや宗教上の理由等で動物性の原料が入ったカレーを食べられない訪日客向けのこのメニュー、昨年7月から東京の店舗などで試験販売したところ好評だったため、このほど北海道から沖縄まで29都道府県の合計112店舗で提供を始めたそうです。

昨年は訪日中国人客による爆買いに沸いた日本ですが、2020年の東京五輪に向けて中国人だけでなく世界からお客様を迎えるための準備が始まっています。

外国人は日本食を食べに来る

ある調査では、日本を訪れる外国人が日本でしたいことのナンバーワンは「日本食を食べること」だそうです。おそらくこれはユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」だけでなく、ラーメンやカレーなど「発祥は外国でも日本で独自の進化を遂げた」ものも含めた「日本の食」すべてを指すと思っていいでしょう。

つまり「最もお金を落としてもらいやすい業種」である飲食業界にとって訪日外国人対応は急務。たとえばイスラム団体が公認するハラール認証(イスラム教徒が食べてはいけない食材を使っていないことを証明するもの)を取得していれば、イスラム教の方々に来てもらいやすくなります。このように多くの国や地域、宗教の人々が食べることのできるメニューを用意すること・その用意があると表示することはとても大事です。

メニューの表示もひと工夫ふた工夫

さらにメニュー表の中身も

  • 英語はもちろん多言語での表示をする
  • 呼び名だけわかっても何が入っているかわからないので、詳しい説明を付記する
  • 食べ方がわからない場合もあるので、その説明を加える

などの配慮が必要です。確かに「kitsune-udon」と表記されていたとして、kitsuneの意味を検索したらびっくりしちゃいますよね(笑)。

すき家は4カ国語対応

そこで「すき家」「なか卯」「はま寿司」などでおなじみのゼンショーホールディングス【7550】が採用したのが、ぐるなび【2440】が提供する「ぐるなび外国版」のブランドページ。

「ブランドページ」とは、飲食店及びそのグループを単独で紹介し、メニューや店舗情報などを訪日外国人に多言語で発信する特設ページ。ゼンショーグループ全3,019店の店舗紹介やメニュー情報に加えて、商品の注文方法、使用している食材、調理方法などの情報を英語、中国語(繁体字・簡体字)韓国語の4言語で見ることができるそうです。

もちろん英語やスペイン語、中国語や韓国語を話せる店員さんがいればなおさらいいでしょうし、クレジットカードはVISA、MasterCard、AMEX、ダイナースクラブはもちろん中国の銀聯カードへの対応も必要。また、フリーWi-Fi環境の設置もよろこばれるそうです。

ちなみにココイチのベジタリアンカレーは動物性の原料を一切使わない代わりにタマネギや香辛料を多めに入れてあるそうです。こちらが日本人の間で人気を呼ぶ可能性だってあるわけです。多くの国や地域の方を喜ばせようとすることで、新しいサービスやヒット商品が生まれるかも知れませんね!

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