証券コラム

2016/06/03 発見!有望銘柄のヒント

「COFFEE」でも「コーヒー」でもない「珈琲」店に注目

筆者の住む小さな街にもとうとうスターバックスコーヒーが進出します。街なかから距離のある広い土地に出店が計画されているようで「どんな建物になるんだろう」という話題が盛り上がっています。

その一方でああいったカフェスタイルのおしゃれなお店でコーヒーを飲むことについて「オシャレで落ち着かない」「コーヒーの注文がむずかしい」「マンガを置いてない」「軽い食べ物しかない」というような声も聞こえてきます。筆者も含めた古い世代の声ですね(笑)。

しかし、いまそういった世代がかつてコーヒーを楽しんだ「昔ながらの喫茶店」が元気です。「広い駐車場」「ひと目で喫茶店だとわかる外観・内装」「ボリュームのあるフードメニュー」といえば…そう、「コメダ珈琲店」ですね。

コメダ珈琲店が上場へ

「喫茶文化」のメッカ、名古屋を本拠地とするコメダ珈琲店の持株会社・コメダホールディングスが東証1部に上場する準備を進めています。2016年2月末時点で国内店数はなんと683店舗。今後5年間で1,000店まで増やす計画だというのですからすごいですね。

木やレンガを配した造り、ゆったりしたソファー、コーヒー、パン、熱々のゆで卵、そして豊富なフードメニュー。まさに「名古屋スタイル」「昭和スタイル」であり「コーヒー」よりも「珈琲」という字の似合う喫茶店が復権の兆しを見せています。

「あの会社」が運営する「珈琲」店も増加中

首都圏を中心に28都道府県160店舗以上、シンガポールに4店舗を展開する「星乃珈琲店」はコーヒーの著名スペシャリストが選び抜いた豆を直火焙煎し、挽きたてをハンドドリップで丁寧にいれたプレミアムコーヒーが大人気。モーニングセットはもちろん、「名物」と銘打ったスフレパンケーキ、ハムチーズサンド、厚切りカツサンドなどなど、長居したくなるようなメニューがそろっています。

実はこの星乃珈琲店はあのドトールコーヒーショップと同じドトール・日レスホールディングス【3087】が運営する喫茶店。「コーヒー」の名門ドトールが「珈琲」でコメダに真正面から挑んだというわけです。

一方、東京の50店舗を中心に国内113店舗、台湾に3店舗の計116店舗を展開するのが「上島珈琲店」。コーヒーにそれほど詳しくなくてもピンとくるこの名前。そうです、あのUCCグループが運営する喫茶店です。

「コーヒーがもたらす豊かな瞬間(ひととき)」をモットーに「失われつつある日本の喫茶文化を大切にした、懐かしく温かで、しかしかつて何処にもなかった大人のための珈琲店」では本格ネルドリップコーヒーやミルク珈琲、サンドウィッチをくつろぎの空間で楽しむことができます。

「あの有名喫茶店」も「珈琲」に進出

また大阪、兵庫、神奈川、静岡などに15店舗を展開する「葉山珈琲」はリーガロイヤルホテルの総料理長が毎年主催する「世界中の最高級食材を集めた晩餐会」の仕上げのコーヒーに10年以上連続で選ばれているという美味しいコーヒーのほか、モーニング、ブランチ、ランチ、スイーツも充実。

店舗はまだ少ないですが埼玉、東京、熊本に7店舗を持つ「ミヤマ珈琲」はあの「銀座ルノアール」が運営している喫茶店。コーヒーはもちろんのこと、厚切りベーコンのピザトーストや銀皿で供されるパスタ(これいいですよね!)が昭和の喫茶店ファンをそそります。

こうして調べていくうちに無性に昭和スタイルの喫茶店へ行きたくなってきました。「珈琲」店からしばらく目が離せそうにありません!

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