証券コラム

2016/06/24 発見!有望銘柄のヒント

ハンバーガー戦争!米からも新参入で新局面へ

ハンバーガー大手2社が2016年3月期の決算を発表しました。

マックは四半期で黒字回復

鶏肉の使用期限切れ問題を発端に苦しい戦いが続いていた日本マクドナルドホールディングス【2702】は2016年1~3月の連結決算(四半期)で7四半期ぶりに黒字転換。本業の儲けを示す営業利益が1億円となりました。ちなみに前年同期は99億円の赤字ですから、力強さを感じさせる回復ぶりです。

単品200円・セットで500円の「お手ごろマック」が定着してきたこと、さらにことし1月に発売された「マックチョコポテト」や、消費者から名前を公募したことで話題になった「北のいいとこ牛っとバーガー」、さらに「グランド ビッグマック」「ギガ ビックマック」が好評でした。

モスはますます好調

モスフードサービス【8153】が発表した2016年3月期の本決算では本業の儲けを示す営業利益がなんと前年同期比74.5%増の59億1,500万円。売上高は前年同期比7.6%増の669億3,700万円となりました。

こちらは2015年5月から発売開始した「モスのモーニングバーガー」により「朝モス」需要の掘り起こしに成功。10月下旬から開始した「ご当地メニュー」の「釧路ザンタレバーガー 甘酢たれ」「中津からあげバーガー レモン添え」も好評でした。

さらに売上増に貢献したのが「モスのネット注文」。筆者などは「モスは待つもの」という「覚悟」のようなものがありましたが、指定した時間に受け取れるこのサービスは大歓迎され、会員数は約25万人にも上るそうです。

相次ぐ高級バーガーの上陸

一方、ハンバーガーの本場・アメリカからは「高級バーガー」の上陸が相次いでいます。

昨年11月、東京の明治神宮外苑内に1号店をオープンしたのはニューヨーク発、世界9カ国で73店舗を展開するハンバーガーブランド「シェイク シャック」。

オールナチュラルのアンガスビーフを挽きたて、ミディアムで焼き上げた「シャックバーガー」はシングル680円、ダブルは980円で食べごたえ満点。ホットドッグ、フローズンカスタード、シェイク、ビール、ワインも充実しています。

ことし3月、秋葉原にオープンしたのは南カリフォルニアで創業され70年以上の歴史を持つ「カールスジュニア」。世界37の国に3,600以上のレストランを持つバーガーブランドは、大きくジューシーなハンバーガー、ハンドスクープで作るアイスクリームシェイク、店で調理して衣をつけたチキンテンダーなどが有名です。

一見ゴツゴツした印象のパテも噛みしめるとジューシーで、マッシュルームやワカモレ(メキシコでトルティーヤやタコスの具としても使われるディップ。アボカド、トマトなどから作られる)のトッピングも大好評。10年後に150店、売上高120億円を計画しています。

さらに今年の秋冬にはロサンゼルス発の「ウマミバーガー」が上陸予定。「ウマミ」とはまさに日本語の「うま味」から名付けられたそうで、各素材のうま味を最大限に引き出すという調理法が売りです。

秋か冬にはまず関東圏で1号店を出店後、2020年までに全国10店舗の出店を計画。その地域の特産物をいかしたメニューなど、店舗ごとの限定バーガーの販売も予定しているそうです。

「お手ごろなメニュー」や「日本ならではのメニュー」が好評なマックやモスに対して、本場アメリカからはボリュームも味もインパクト大の高級バーガーが名乗りを上げてきました。新時代のハンバーガー戦争が面白くなってきそうです!

現役投資家が選んだ最新人気ランキング! 現役投資家が選んだ最新人気ランキング!

注目の特集