証券コラム

2016/07/22 発見!有望銘柄のヒント

自動車の「バックカメラ」搭載が義務化される?

日産自動車【7201】は8月に発売開始するミニバン「新型セレナ」に、高速道路や自動車専用道路の同一車線で自動運転が可能な「プロパイロット機能」を搭載する、と発表しました。

この「プロパイロット」は、高速道路の「単一車線」での使用を前提に

  • アクセルを自動でコントロールし、ドライバーが設定した車速走行できる
  • 先行車との距離を保つよう自動でアクセルとブレーキをコントロールし、追従と停止ができる
  • 直線やコーナーで車線の中央付近を維持するステアリング制御を行なう

などの機能を持つというもの。高速道路での「渋滞」「長時間走行」という「負担を感じる2大シーンでの運転負荷を軽減する」ことを目的としています。

このニュースを聞いて筆者が真っ先に連想したのは「日帰りでディズニーランドに行く時や、帰省ラッシュ時にお父さん(運転者)がちょっと楽になるな」ということでしたが、「楽(負担が減る)」ということは「安全」につながる重要なもの。自動運転技術はこの先も各メーカーやシステム開発会社などの競争によってさらに安全なものへ進化していくことを期待しましょう。

「バックカメラ」の義務付けを検討

自動車に求められる「安全」についてもうひとつ動きがあったのでお知らせします。

国土交通省は自動車メーカー各社に対して「バックカメラの搭載を義務づける」検討を始めました。

現在、自動車には「車体の前や左右の立つ子供」を「運転席から視認できなけれなばいけない」という保安基準があります。しかし「車体のすぐ後ろ」に関する規定はないそうです。つまり「死角」でありながら安全性の確保がされていないということです。

そこで国土交通省は「運転席からの目視では確認が難しい車体の直後3メートル四方範囲の安全も確保すべきだ」という新たな規制を10月の国際会議で提案する方針。比較的新しい車種の3割ほどには搭載されているバックカメラやソナー(超音波センサー)を「義務付ける」ことで、より高い安全性を確保しようという狙いです。

ドライブ時の景色を録画できるだけでなく、万が一の事故時に状況を記録可能なドライブレコーダーを取り付けるドライバーも増えてきました。こちらも後方にサブカメラを取り付け、その映像をモニターに映すことで後方の安全確認ができるタイプがあります。

最近では音の静かなハイブリッド車や電気自動車に歩行者が気づかないことで発生する事故もあるため、国交省ではハイブリッド車や電気自動車の「消音機能をなくす」ことをすでに義務化しています。加えて「運転者の死角をなくす」ことでクルマも人も安心して移動できる社会の実現に一歩近づくことになります。

自動運転もバックカメラも「便利」だけではなく、その先の「安全」のために。クルマなしでは生活が成り立たない地方を中心に運転者の高齢化がますます進む日本だからこそ、世界をリードしていかなければならない分野ですね。

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