証券コラム

2016/08/05 発見!有望銘柄のヒント

キュートな名車「スバル360」が機械遺産に

7月25日、日本機械学会は歴史的に意義のある「機械遺産」として7件を選定しました。

機械遺産の選定は今回で10回目。昨年の「四日市駅構内四日市臨港線(JR貨物【非上場】)」や「ミカサのオートマチックトランスミッション(岡村製作所【7994】)」、「モートマン-L10(安川電機【6506】)などに続いて今回は7件が登録され、全部で83件の機械遺産が登録されています。

かわいい「てんとう虫」

「SUBARU」に社名変更されることでも話題の富士重工業【7270】からは「スバル360」が選ばれました。1950年代に発売された日本独自の規格「軽自動車」として39万台が生産され、いまでもマニアの間では高い人気を誇っています。「てんとう虫」とも呼ばれた愛くるしいデザインが有名です。

国産最古級の「レジ」

大阪の伊藤喜商店(現在のイトーキ【7972】)が大正初期に製造した国内最古級のレジスターはその名も「ゼニアイキ」。「勘定(=銭)が合う」機械で「銭合い機」です。全国の中小企業で活躍したこのレジは1927年に通算1万台を突破。商店従業員の業務内容をガラッと変えた画期的な機械でした。

タツノ式ガソリン計量機

横浜の龍野製作所(現・タツノ【非上場】)は1919年に日本初のガソリン計量機を開発。日本のガソリンスタンドの原型を作った会社です。創業から100年を超え、現在ガソリン計量機は日本で60%以上のシェアを誇ります。さらにアジア・ヨーロッパ・中近東・オセアニア・アフリカへも製品やサービスを展開しています。

自動洗車機の原点

名古屋の竹内鉄工(現・タケウチテクノ【非上場】)が1962年に日本初の「移動式ブラシ付門型自動洗車機」を開発したことで日本に「洗車ビジネス」が誕生しました。以来2014年までにガソリンスタンドなどに設置されている門型洗車機を累計11万3,986台販売し、これが世界最多であるとしてギネス世界記録の認定を受けました。

技術立国・ニッポンの宝

ほかにも1870年に和歌山県串本町に設置され、いまも現役の灯台である「樫野埼灯台」、1911年製の小型木造蒸気船『たちばな丸』(22トン)の主機関として搭載されていた「二段膨張式蒸気エンジン」、1966年に運転を開始した、商用としては国内最初の地熱発電所「松川地熱発電所(岩手県八幡平市)」が今回、機械遺産に選定されました。

「遺産」と言っても必ず現在の最新技術とつながっているところに大きな価値がありますよね。技術立国・ニッポンの未来にますます期待しましょう!

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