証券コラム

2016/09/02 発見!有望銘柄のヒント

「ほろ酔い需要」で低アルコール飲料が人気

昨年は「ちょい飲みブーム」が話題になりました。お酒もつまみも安くて品揃えもなかなか豊富なので筆者なら「ちょい飲みでは済まないかも」なんて心配していたのですが、どうもガンガン飲むのは時代に逆行しているようです。なぜならここ数年のアルコール類は「低アルコール」「ほろ酔い」がキーワードなのです。

実は韓国でも人気です

サントリースピリッツは缶チューハイ「ほろよい(アルコール度数3%)」の2016年販売目標を当初よりも110万ケース多い1,350万ケースに上方修正しました。白いサワー、白ぶどうなどの主力に加えて8月2日からは顧客のキャンペーン投票で開発を決めた「白いサワー香るマスカット」を投入。このシリーズは韓国でも人気です。

パッケージも中身もリニューアル

アサヒビールはことし3月に各フレーバーの中身やパッケージをリニューアルした「アサヒSlat(アルコール度数約3%)」が好調で、「カロリー60%オフ」「糖質0」の表示も女性のハートをとらえた模様。さらにリンゴが原料の「ニッカシードル(アルコール度数約3%)」も飲みやすさが評判です。

あの味を低アルコールで

一方「低アルコールのワイン」を投入するのがサッポロビール。通常、ワインのアルコール度数は12%~14%程度ですが、9月から販売開始するワインは赤・白ともにアルコール度数3%。味は好きだけど翌日を考えて控える人も多いというワインを気軽に楽しめます。誰でも開けやすいスクリューキャップなのもうれしいですね。

大ヒット商品をより健康志向に

キリンビールはアルコール度数3%、糖質ゼロ、カロリーオフ、プリン体ゼロの第3のビール「のどごしオールライト」を今月の20日にリニューアル。ジャンル別で11年連続売上げナンバーワンの「のどごし〈生〉」に新しいホップを加えたことで、より「ビールらしい味」を体に負担なく楽しむことができるようになります。

ビール離れは止まらず

ご紹介したのはいずれも言わずと知れたビール大手またはそのグループ会社ですね。この各社は先月、若者向けの需要振興キャンペーン「BEERTALK」を発表したばかり。若者のビール離れを食い止めようとライバル同士が力を合わせていますが、一方で低アルコール飲料による熾烈な競争を繰り広げているわけです。

若者のお酒離れ、ビール離れ、「深酔いするほど飲みたくない」という若者独特の嗜好。これをどうチャンスに変えていくかが注目されます。

酒好きの筆者は「ほろ酔い状態がいちばん楽しい」とわかってはいるのに、飲み始めるとついつい…その結果いまでもべろんべろんの失敗を繰り返す日々です。これからは低アルコール商品を取り入れることで「ほろ酔い状態のキープ」を心がけたいと思います!

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