証券コラム

2016/10/21 発見!有望銘柄のヒント

3大コンビニグループの近況

2016年2月期連結決算では揃って過去最高の営業利益を更新した3大コンビニグループ。その後の動きを追ってみましょう。

セブン-イレブン

1927年にアメリカで創業したセブン-イレブン【3382】は今年で89周年。アメリカ・テキサス州の氷販売店「サウスランド・アイスカンパニー(現「7-Eleven,Inc.」)」が前身で、アメリカではこの「7-Eleven,Inc.」が最大のコンビニチェーンとしして北米で8,300店舗以上、日本を除く17の国と地域で41,000店以上を展開しています。

ご存知の方も多いと思いますが「7-Eleven,Inc.」は2005年にセブン-イレブン・ジャパンの完全子会社になっています。さきほどの数字に日本(2016年7月末現在で18,860店舗)とハワイの店舗を合わせると6万店を突破しており、2015年に10兆円だった全世界での売上高はさらに増えていると思われます。

日本のセブン-イレブンでは2020年の東京五輪に向けて一部店舗で英語・中国語による外国語対応を開始しています。コールセンターを経由することで店員や外国人客の相談に同時通訳のように対応するサービスで、さらなる集客力アップを狙います。

ファミリーマート

ユニーグループ・ホールディングスとの経営統合でサークルK・サンクスの店舗数を加え、業界第2位に躍り出るファミリーマート【8028】。今後すべての店舗をファミリーマートブランドに一本化し、商品もファミマ商品に統一していく予定です。業界2位となったスケールメリットをどれだけ活かせるかに期待が集まります。

また最近のニュースとして「コンビニの店頭で管理栄養士の資格を持つ店員が食生活のアドバイスをする有料サービス」を一部店舗で今月から開始予定。実施店舗には管理栄養士の国家資格を持つ店員が常駐し、ダイエットプラン、血圧や血糖値の改善に役立つ献立を利用者と考えるサービスを開始します。またフィットネスジムの「ライザップ」とも提携するなど「健康」をキーワードとした事業の強化が目立ちます。

ローソン

店舗数でファミリーマートの後塵を拝することとなったローソン【2651】は、創業40周年となった昨年から食品を中心とする商品を一から見直したことが功を奏し、収益を伸ばしました。

同じく昨年から、資本業務提携しているポプラとのダブルブランド店舗を山陰地区で展開。ことしは9月からはこちらも資本業務提携関係にあるスリーエフとのダブルブランド店舗を、千葉と埼玉で新規またはスリーエフ店舗のリニューアルで合わせて10店舗近くオープン。「“2強”にさせてなるものか」と言わんばかりです。

町のインフラとして

地方では駐車場スペースをたっぷり取った大規模な店舗の開店が相次いでおり「町のインフラ」として扱う商品・サービスもますます多岐に渡っているコンビニ。あらゆる業種で統合・再編が続く昨今の日本で、生活に密着したコンビニがどのような役割を果たし、どのような業績を上げるのか、ますます目が離せません。

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