証券コラム

2018/02/09 発見!有望銘柄のヒント

今年の株価は上昇確実?相場格言「戌笑う」を検証!

2018年の干支は「戌(いぬ)」です。相場格言には「戌笑う」というものがあり「戌年の相場は上昇して笑いが止まらないほどだ」とされているのですが、本当にそうなのでしょうか。過去の戌年の日経平均株価についてざっと調べてみました。

まずは今から48年も前の1970年と、1982年の日経平均株価です。

始値 高値 安値 終値
1970年 2,402.85 2,534.45 1,929.64 1,987.14
1982年 7,718.84 8,026.99 6,849.78 8,016.67

(単位:円)

1970年の日経平均は1年で結果的に415円ほど下げていますが、時まさに高度経済成長の真っ只中。当時は日経平均に採用されていない銘柄の中にも大化けしたような株があったかも知れません。またこのころは「個人投資家」と言ってもごく一部の限られた人、という時代でした。

この年の主なヒット商品は「セリカ(トヨタ自動車)」「トミカ(トミー・現タカラトミー)」「マンダム(丹頂・現マンダム)」「メリットシャンプー(花王)」「缶コーヒー(上島珈琲・現UCC)」などです。

「東北新幹線・上越新幹線が開業」「無印良品シリーズが登場」し、「テレホンカードの使用」が始まった1982年は「バブル景気」の数年前にあたります。この年の日経平均は300円程度の上昇に過ぎませんが、バブル最盛期である1989年12月29日の大納会には史上最高値となる38,957.44円まで上昇します。1982年の終値の5倍近くになるのですから驚きですね。

1982年の主なヒット商品は「CDプレーヤー(ソニー)」「マーチ(日産自動車)」「ムーニー(ユニ・チャーム)」「ポストイット(住友スリーエム)」「おっとっと(森永製菓)」などです。

続いて1994年と2006年はどうでしょうか。

始値 高値 安値 終値
1994年 17,369.74 21,552.81 17,369.74 19,723.06
2006年 16,361.54 17,563.37 14,218.60 17,225.83

(単位:円)

一般的にバブル景気は「1991年まで」とされ、そのあとは「失われた20年」と言われるほど景気低迷期が続くわけですが、1994年は大発会の始値が最安値であり、その後一時は4,000円以上も上げていることがわかります。

この年の主なヒット商品は「PlayStation(ソニー)」「ウイダーinゼリー(森永製菓)」「トッポ(ロッテ)」「すりおろしリンゴ(宝酒造)」「ドンタコス(湖池屋)」など。これがもう24年も前とは…。

前回の戌年である2006年はいわゆる「ライブドアショック」があった年。それでも日経平均は1年で870円ほど上昇しています。携帯電話のMNP(番号ポータビリティ制度)が始まり、クリスピー・クリーム・ドーナツが上陸したのもこの年でした。

主なヒット商品は「Wii(任天堂)」「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング(任天堂)」「デジタル一眼レフ」「花畑牧場生キャラメル」など。なんだかどれも「ついこの間」な気がします。

やはり戌年は「笑う」?

こうして過去の戌年を振り返ってみると、株取引がまだ一般的なものではなかった1970年を除くすべての年で日経平均株価が上がっていることがわかりました。

とにかく各年のヒット商品を振り返ってみると月日が過ぎるスピードに驚かされます。その速さに置いていかれないように、アンテナを敏感に張りめぐらして有望銘柄のヒントをガッチリつかみましょう!

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